大分県竹田市にある「長湯温泉 しだれ桜の里」は、くじゅう連山の麓に広がる自然豊かなロケーションを生かした新しい桜の名所です。約10万平方メートル(東京ドーム約2個分)もの広大な里山の斜面に、西日本最大級の規模となる約2600本もの桜が咲き誇ります。
NPO法人や地域住民の方々が15年もの歳月をかけて開墾・整備し、大切に育て上げた手作りの公園であり、春になると山全体が淡いピンク色に染まる絶景が広がります。開花時期の異なる6種類の桜が順番に咲いていくため、お花見を長期間楽しめるのも大きな魅力です。世界的にも珍しい炭酸泉が湧く「長湯温泉」の温泉街からも近く、春のドライブや癒やしの旅にぴったりのスポットとして注目を集めています。
基本情報
長湯温泉 しだれ桜の里の基本的な営業情報や規模は以下の通りです。
| スポット名 | 長湯温泉 しだれ桜の里(ながゆおんせん しだれざくらのさと) |
|---|---|
| 所在地 | 大分県竹田市直入町大字長湯3142-15 |
| 桜の本数 | 約2600本 |
| 桜の種類 | 大漁桜、コマツオトメ、八重紅しだれ、ヨウコウザクラ、オモイカワザクラ、八重桜(全6種類) |
| 例年の見頃 | 3月中旬~4月中旬頃 |
| ライトアップ | 期間中の金・土・日曜日 18:30~21:00予定 |
| 桜まつり・イベント | あり(2026年3月28日に演奏会や夜桜神楽など開催予定) |
| 入園料 | 大人500円、子供300円、6歳未満無料 |
| 営業時間 | 9:00~17:00頃(夜間ライトアップ日は延長あり) |
| 駐車場 | 約500台(無料) |
| アクセス | 【車】中九州横断道路「竹田IC」から約17分、大分自動車道「湯布院IC」から約50分 【電車・バス】JR豊後竹田駅からバスで約40分「長湯車庫」下車徒歩約15分 |
※情報取得日:2026年3月14日
見どころ
西日本最大級を誇る「八重紅しだれ桜」
公園の名前にも冠されている通り、最大の見どころは約300本にも及ぶ「八重紅しだれ桜」です。この規模は西日本随一とも言われており、風に揺れるしなやかな枝に八重咲きの濃いピンク色の花が密集して咲く姿は非常に優美です。山の斜面を覆うように咲き乱れる様子は、見る者を圧倒する美しさがあります。
6種類の桜が織りなすピンクのグラデーション
園内にはしだれ桜のほかにも、大漁桜、コマツオトメ、ヨウコウザクラ、オモイカワザクラ、八重桜の合計6種類の桜が植樹されています。品種ごとに花びらの色合いや形が異なるため、園内を散策しながら濃淡さまざまなピンク色のグラデーションを楽しむことができます。また、足元にはスイセンや菜の花などの春の花々も咲き誇り、青空と山の緑、そして桜のコントラストは写真撮影にも最適なロケーションです。
東京ドーム約2個分の広大な里山風景
山の傾斜をそのまま活かして作られた約10ヘクタールの園内は、非常に広々としています。遊歩道を歩きながら少しずつ標高を上げていくと、眼下に桜の海とくじゅう連山の雄大な自然を見渡すことができます。自然の地形を歩くため、歩きやすいスニーカーなどの靴で訪れるのがおすすめです。
見頃・開花時期の目安
長湯温泉 しだれ桜の里の例年の見頃は、3月中旬から4月中旬にかけてです。
最大の特徴は、一般的な桜の名所よりも見頃の期間が約1ヶ月間と非常に長い点にあります。これは、開花時期の異なる6種類の桜が順番に「リレー咲き」をしていくためです。例年、3月中旬頃から早咲きの「大漁桜(約1500本)」が鮮やかに咲き始め、そこからコマツオトメ、ヨウコウザクラと続き、主役である「八重紅しだれ桜」へと見頃のバトンが渡されます。そして最後に遅咲きの「八重桜」が咲くため、どのタイミングで訪れても違った表情の桜に出会うことができます。
2026年も3月中旬からのオープンが予定されていますが、その年の気温や天候によって開花状況は前後します。お出かけ前には、現地の観光協会や施設の公式SNS等で最新の開花情報を確認しておくと安心です。
桜まつり・ライトアップ・イベント情報
夜桜ライトアップ
開花期間中、週末となる金・土・日曜日には、18:30から21:00にかけて夜桜のライトアップが実施される予定です。昼間の里山風景ののどかな雰囲気とは打って変わり、暗闇に浮かび上がるしだれ桜はとても幻想的です。昼夜で異なる魅力を味わうことができます。
イベント・屋台情報
2026年のイベントとして、3月28日(土)には「夜桜神楽イベント」や、大分東明高校吹奏楽部による桜演奏会(11:00〜/13:00〜)の開催が予定されています(※雨天時は4月4日に延期予定)。地元の伝統文化や音楽とともに桜を愛でる、活気あるお花見を楽しむことができます。
また、桜の見頃期間中は、唐揚げ専門店、クレープ、カレー、ソフトクリーム、お団子、焼きそばなどの軽食屋台やキッチンカーの出店が予定されています。広大な敷地内を歩き回って小腹が空いた際にも、美味しいご当地グルメや軽食を手軽に味わうことが可能です。
アクセス・駐車場・混雑対策
車・公共交通機関での行き方
車でアクセスする場合、大分市内方面や熊本方面からの利用に便利な中九州横断道路の「竹田IC」から約17分ほどで到着します。また、福岡方面などから向かう場合は大分自動車道「湯布院IC」からやまなみハイウェイ(県道11号・県道30号)を経由して約50分〜60分ほどの道のりです。カーナビの目的地設定では、施設の住所や「長湯温泉」を目印に設定するとスムーズです。
公共交通機関を利用する場合は、JR豊肥本線の「豊後竹田駅」から路線バスに乗り約40分、「長湯車庫」停留所で下車し、そこから徒歩約15分となります。
駐車場情報と混雑傾向
施設には約500台を収容できる大規模な無料駐車場が完備されています。そのため、車での来場が非常に便利です。
ただし、見頃を迎えた週末や、イベントが開催される土日は多くのお花見客で賑わいます。特に11:00〜15:00頃のお昼前後は駐車場や周辺道路が混み合う傾向があるため、混雑を避けたい場合は平日に訪れるか、休日の場合は開園直後の午前中早めの時間帯に到着するように計画することをおすすめします。
こんな人におすすめ
- 広々とした大自然の中をゆっくり散策しながらお花見を楽しみたい人
- しだれ桜や多品種の桜が織りなす、写真映えする絶景をカメラに収めたい人
- 屋台のグルメや週末のイベントなど、お祭り気分を味わいたい家族連れ
- お花見のあとに、名湯でゆっくり体を休める癒やしの旅行を計画している人
周辺立ち寄りスポット
ラムネ温泉館
長湯温泉を代表する日帰り入浴施設です。日本有数の炭酸泉として知られ、お湯に浸かると体中に銀色の気泡がびっしりと付く独特の温泉体験ができます。ユニークな外観の建物は建築家・藤森照信氏の設計によるもので、アートスポットとしても人気です。
クアパーク長湯
世界的建築家・坂茂氏が設計した、長湯温泉の効能を活かした複合健康増進施設です。水着で歩行浴ができる温泉プールや、地元の食材を使った料理が楽しめるレストランがあり、家族やカップルでリフレッシュするのに最適です。
岡城跡(おかじょうあと)
竹田市街地にある国指定史跡で、滝廉太郎の「荒城の月」のモチーフになったことでも知られる名城跡です。こちらも桜の名所として有名であり、春には石垣と桜が織りなす歴史情緒あふれる風景を楽しむことができます。しだれ桜の里とあわせて巡るお花見コースにおすすめです。
まとめ
「長湯温泉 しだれ桜の里」は、地元の方々の熱意によって誕生した、西日本最大級の桜の絶景スポットです。広大な山の斜面に長期間にわたって咲き継ぐ6種類の桜は、何度訪れても新しい感動を与えてくれます。週末のライトアップやイベント、屋台グルメも充実しているため、日本一の炭酸泉「長湯温泉」の湯めぐりとあわせて、充実した春のひとときを満喫してみてはいかがでしょうか。